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「ものづくり日本」の底力!医療機器向け部材にマグネシウム合金、高精度に成形する技

低侵襲性治療のための医療機器向け、マグネシウム合金部材を開発

マグネシウム合金NEDO(New Energy and Industrial Technology Development Organization:新エネルギー・産業技術総合開発機構)は平成30年6月5日、NEDO事業において不二サッシの子会社、不二ライトメタルが医療機器にも適用可能なマグネシウム合金部材の成形技術を開発したことを発表しました。
患者の体への負担をできるだけ軽減する低侵襲性治療のため、医療機器の材料として期待されるマグネシウム合金を体内で安定させながら分解・吸収させるには、加工の精度を高度化させ、均一な肉厚にする必要がありました。
マグネシウム合金は、これまで塑性加工性が低く、変形しにくいため均一な肉厚の管材に成形することは難しいとされていました。

マグネシウム合金、体内で分解・吸収しリスクはなし

不二ライトメタルは、マグネシウム合金の細管押し出しや、引き抜き加工法に関する産業技術総合研究所の技術を元に研究・開発しマグネシウム合金を高精度で成形加工する先端技術を開発しました。
マグネシウム合金は、人体には必須な元素であり、体内でも安定的に分解・吸収される性質を持つため、医療機器の部材に使用することで体内に埋め込まれた医療機器による炎症などのリスクが抑えられ、患者への負担も軽減されます。
患者への侵襲性治療と、生活の質の向上に大きく貢献できる部材です。

熊本大学、0.03mmの超極細マグネシウム合金ワイヤー開発

マグネシウム合金一方、熊本大学の先進マグネシウム国際研究センターと東邦金属は、福田金属箔粉工業と共同で、平成30年5月22日に直径30マイクロメートル(0.03ミリメートル)の超極細マグネシウム合金ワイヤーの製造に成功。
体内埋め込み型の医療機器には直径30マイクロメートルのマグネシウム合金ワイヤーが必要不可欠でしたが、これまでの技術では50マイクロメートルが限界とされていました。
直径30マイクロメートルのマグネシウム合金ワイヤーを目指し、急速凝固粉末冶金法で作製したナノ結晶材料を用い、伸縮加工技術の高度化により、従来に比べ5分の3、断面積は約3分の1の超極細ワイヤーが開発されました。

これまでは、体内に残った医療機器取り出しに再手術

これまで手術後に、血管などの管状部分を内側から広げる医療機器のステントや、切開部位をとじ合わせるコの字型の細線医療機器、ステーブルなど、金属製の医療機器は体内に残存することで炎症を起こす可能性も高く、取り除くためには再手術が必要となります。
このため、医療業界ではそのリスクを取り除く低侵襲性治療を実現するための医療機器が望まれていました。
今後、各種の医療機器の使用に合致したマグネシウム合金の管や線材など量産技術の開発に取り組み、革新的な低侵襲性治療の拡大が期待されます。

[2018.7.24更新]

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